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4象限でまとめる右脳と左脳の4つの使い方

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右脳と左脳。

いきなりですが、実はこの2分類は単なる俗説、つまりウソだということが科学的に証明されています(※1)。

ある科学者は

自分は右脳型だという診断結果が出たことによって、数学や論理学の勉強を諦めてしまう人が出てくるとしたら、この分類は有害ですらある

とまで言っているワケですが(※2)、それでも僕は右脳左脳の分類は使えると思っています。

というのは、この分類・タイプ分けによって人の強みや弱み、そしてビジネスやプロジェクトを進める上で欠けているポイントを

シンプルに分析できるからです。

自分は右脳型だから数学ができない・・・。

こう思ってしまうのは伝え方に問題があるだけで、分類自体に問題があるワケではありません。

包丁やハサミだって使い方を間違えれば人を傷つけてしまいます。

僕らにとって大事なのはウソかホントかよりも、

使えるか使えないか(正しく使えるか否か)

ではないでしょうか。

 

右脳・左脳の2象限の活用

右脳左脳というと一般的には右が直感・イメージ、左が論理・数字みたいなことが言われています。

その分類はそれなりに使えるのですが、右脳左脳にはもっといろんな分類があります、

というか僕はあると思っています。

今から紹介する分類はもしかしたら厳密には右脳左脳には属さないかもしれません。

ただこれを知っておくと物事を新しい視点で分析できるので、参考にしてみて頂ければと思います。

 

拡散と収束

右脳は拡散、左脳は収束。

僕らは「イメージを膨らます」という風に表現しますよね?

楽しい会話や妄想というのはどんどん膨らんでいきます。

つまり

イメージ(右脳的なもの)には膨らんだり広がったりしていく特性がある

ということです。

一方で論理や数字には整っていく、まとまっていくという特性があります。

僕らがデータ呼ぶものは大抵の場合、何かがまとまったもの、必要なことだけが抽出されたものです。

この分類で見えてくるものは何でしょうか?

 

意味と機能

右脳は意味、左脳は機能。

楽しい、面白い、かわいい、かっこいい、美しいなどの感覚は右脳に属します。

これらは自分にとっては意味がある、つまり存在意義を補填するものです。

役には立たないけれども、それを見たり聞いたり持ったり使ったりすることで、充実感が増したり自分らしく在れる感じがする。

それをここでは「意味がある」と呼んでいます。

機能は役に立つということで、これは左脳に属します。

自分の仕事や商品やサービス、普段の行動や所有物はどちらに属するでしょうか?

僕らが付加価値と呼ぶもののほとんどは意味から生まれています。

  

全体と部分

右脳が全体、左脳が部分。

構造改革や産業革命のような全体の動きには右脳が、業務改善のような部分の動きには左脳が働いている感じがしています。

これは僕の感覚なので正しいかどうかは分かりません。

ただ仮に間違っていたとしても活用はできます。

あなたは自分の生活を改革したいですか、それとも改善したいですか?

 

右脳・左脳に大脳・辺縁系の2象限を加えた4象限の活用

うちの会社で使っている効き脳診断という4象限の診断があります。

これはハーマンモデルという脳科学をベースにした診断です (効き脳診断についての詳しい説明はこちらをご参照ください)。

この診断で使われている大脳・辺縁系という考え方を上記で紹介した2象限に加えると、さらに面白い分析ができるのでご紹介しましょう。

 

効き脳診断の4象限

まずは効き脳診断から。

効き脳診断の4象限は上記のようになっています。

右左に加えて上下(大脳と辺縁系)が加わっていますね。

僕はこの上下をどう捉えるかが大事だと思っていて、個人的にはこの上下は

  • 上⇒抽象的、下⇒具体的
  • 上⇒長期的、下⇒短期的
  • 上⇒理想的、下⇒現実的
  • 上⇒本質的、下⇒表面的

みたいに捉えています。

これを前半に紹介した2象限に加えて4象限にすると、より面白いものが見えてきます。

 

アート・デザイン・サイエンス・テクノロジーという4象限

意味が抽象的になるとアート、意味が具体的になるとデザイン。

機能が抽象的になるとサイエンス、機能が具体的になるとテクノロジー。

こうやって見るとアート・デザイン・サイエンス・テクノロジーのそれぞれの役割がよく分かると思います。

もうちょっと分かりやすくまとめてみましょうか。

 

アートの役割

  • 長期的にイメージや感覚を拡散させる(世界の問題提起)
  • 拡散したものを全体的に包括する(ネットワーク)
  • 本質的・全体的・長期的な意味を生む(芸術作品)
  • 理想的な意味を示す(哲学・新しい常識)
  • 抽象的に全体を捉える(統合・世界)

 

デザインの役割

  • 短期的・具体的にイメージする(生活の問題解決)
  • 現実的・短期的な意味を生む(装飾・キャラクター)
  • 具体的・表面的に全体を捉える(人間関係・コミュニティ・興味)
  • 現実的な意味を示す(ライフスタイル)

 

サイエンスの役割

  • 長期的・部分的・論理的に思考する(分野の問題提起)
  • 抽象的・理想的な機能を生む(理論・学問・体系)
  • 抽象的・本質的に部分を捉える(専門分野・情報・データ)
  • 理想的な機能を示す(ユートピア・数値目標)

 

テクノロジーの役割

  • 短期的・部分的・論理的に思考する(目の前の問題解決)
  • 具体的・現実的な機能を生む(技術・機械)
  • 具体的・表面的に部分を捉える(ノウハウ・テクニック・方法論)
  • 現実的な機能を示す(広告宣伝・マーケティング)

 

こんな感じでニュースやら自分の問題やらを分析すると、そこで何が起こっているのかがよく分かると思います。

自分がどこに捕らわれていて、どこに偏っていて、どこを意識できていないのか。

必ずしもすべてを満たす必要はないと思いますが、これが分かるとどこにどう着手すればいいかが自然と見えてくるワケです。

 

まとめ

今回の話をまとめると、右脳と左脳にはそれぞれ

  • 右脳⇒拡散、左脳⇒収束
  • 右脳⇒意味、左脳⇒機能
  • 右脳⇒全体、左脳⇒部分

という側面があって、そこに大脳と辺縁系という上下を

  • 上⇒抽象的、下⇒具体的
  • 上⇒長期的、下⇒短期的
  • 上⇒理想的、下⇒現実的
  • 上⇒本質的、下⇒表面的

という風に加えて1つの概念にまとめると

という4象限ができます。

この4象限にニュースやビジネス、自分の問題をあてはめて考えると、何が(どの視点が)足りないのかが分析できて面白いですよ、という話でした。

本当は分析の具体例をいくつか出したかったんですが、今回は力尽きたのでそれはまた機会があればということで(笑)

ありがとうございました。

 

参考

※1:右脳と左脳について科学者はどう思うか(英語)

※2:あなたは右脳でも左脳でもありません(英語)

 

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管理人プロフィール

杉野裕実(すぎのまさみ)
チームビルディング(組織開発)コンサルティングを行う会社のWEB担当。個人ではコーチングをしたり小説を書いたりしてます。最近Udemyで哲学講師はじめました。【好き】西洋哲学・アート・認知科学・マンガ・料理・ファッション。

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