いつもの今日に革命を

『ハンターハンター』に学ぶ!ネテロとパリストンの弁証法

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ども、杉野です。

連載が止まっていた『ハンターハンター』ですが、先日連載を再開するというのが話題になりましたね。

著者の冨樫義博氏については、連載が止まってるのは新作ゲームに夢中になってるせいだとかなんとか、いろんな噂がありますが、個人的には彼は

誰よりもハンターハンターのことを考えてる

と思います。

だってそうじゃなかったら、あんな凄いマンガは書けないですよ。どんだけ自分を追い込んでるんだ、って話ですからね。

最新刊(32巻)の設定とかエグすぎるし、あんなの僕だったら絶対「ごめんなさい!やっぱ描けないです!」って言って諦めます。その恐ろしいほど高い壁を彼は乗り越えようとしているワケです。

これからお話しするネテロ会長とパリストンの関係にしても、実は深い意味があります

会長はテキトーに副会長を選んだワケじゃないし、自分が最も苦手とするタイプのパリストンを副会長にしたのにはそうすべき理由があるからなんです。

普通だったら、自分と気の合うヤツを副会長にしよう、って思いますよね?でもハンターハンターはそうじゃない。ネテロ会長はハンター協会の将来を見据えていたのです。

そんなワケで今回は、

  • なぜネテロ会長はパリストンをハンター協会の副会長にしたのか
  • そうすることで会長は何を期待していたのか

という話をしてみようと思います。

 

1.ネテロ会長がパリストンを選んだ理由

ネテロ会長がパリストンを選んだのは、会長自身が言っている通り自分が最も苦手とするタイプだからです。

でもこれって凄く違和感がありませんか?さっきも言ったように、普通は誰だって自分と気の合う人を近くに置きたいと思うものです。

あなただって嫌いな奴としょっちゅう顔を会わせたいとは思わないだろうし、自分の近くに置きたいとも思わないと思います。でも会長はあえて苦手なタイプを置いた。

ここに会長の凄さ、もとい、冨樫義博氏の凄さがあります。

なぜ会長はそんな自分の精神力が削られるようなことをしたのか。その理由は

そうするのが一番進化・成長できるから

です。

この意味が分かるでしょうか?

僕らはいつでも仲のいい人、気の合う人を自分のそばに置こうとします。それは、そうするのが一番楽だからです。

周りの人とは気が合うワケだから相手の考えてることも大体分かるし、元々仲がいいので多少変なことを言っても仲がこじれることはありません。

でも苦手なタイプの人とはそうはいきませんよね?相手とはそもそも気が合わないワケですから、細心の注意をもって接しないとすぐに関係が悪化してしまいます

これを言ったら相手はどう思うだろうか、今相手は何を考えてるんだろうか。そういったことをいちいち考えないといけない。これってすんごい疲れるんですよ。

けれども疲れる代わりに精神力や思考力、洞察力がめっちゃ鍛えられます。そりゃそうですよね。苦手な相手と接するときは細心の注意を払わなきゃいけない、つまり努力しなきゃいけないんだから

要するにネテロ会長は、自分がぬるま湯に浸かって老いぼれてしまわないように、あえて自分を鍛える道を選んだのです会長らしいですよね。

 

2.ネテロ会長とパリストン副会長の弁証法

副会長に選ばれたパリストンにしても、ネテロ会長が苦手なのは同じです。彼らはお互いに苦手同士であり、それゆえに彼らの接触には大きなエネルギーが必要となります。

それは場がピリピリするという形で表れることもあるでしょう。しかし、そのピリピリ感というのは何かとてつもないものを生み出す可能性を秘めてるんですね

ヘーゲルが体系化した弁証法というのは、このテーゼ(ネテロ会長)とアンチテーゼ(パリストン)が互いにぶつかり合って止揚することでジンテーゼ(新しい何か)が生まれてくる、という概念です。

例えばドラゴンボールなんかが分かりやすいですね。元々は対立していたテーゼ(悟空)とアンチテーゼ(べジータ)がフュージョンすることで、どんな強敵にも立ち向かいうる最強の戦士が生まれました。

ハンターハンターの『キメラアント編』でも、最強の王メルエムと最弱の民衆コムギがぶつかり合うことで、ある種の感動というジンテーゼが生まれています。

ネテロ会長は自らがテーゼとなり、アンチテーゼであるパリストンを選ぶことで何か新しいジンテーゼ的なる価値をハンター協会に生み出そうとしたのではないでしょうか

ネテロの過去からして、彼が自分の進化・成長だけを考えていたとは思えません。もしそうならもっと別の方法がいくらでもありますから。

ネテロ会長はあんな涼しい顔をしながら、本当は凄く大きなことを考えていたのです。

 

3.僕らがネテロ会長から学ぶべきこと

僕らがネテロ会長から学ぶべきは、できる範囲でいいから自分と価値観の合わない人と接する努力をすることだと思います。

これは大変なことだし苦痛なことでもあるんだけども、これをやらないと僕らの価値観は広がっていかないし、新しいものは生まれないんですよ

異文化交流が素晴らしいのは、そこに自分の常識からは考えられない発見があるからですよね?体型がぶよぶよのおばあちゃんがビキニを着るのとかアリなんだ、とか。

そういうところから「醜いものは隠すべき」みたいな常識が覆るワケですよ。これが、価値観の合わない者同士が交流する意味であり、価値観が広がるってことです。

弁証法を僕らの文脈で言い換えるなら、嫌いな者同士の相互理解、もしくは和解です。「お前のここは嫌いだけど、いいところもあるんだな」。こう思えるようになることがジンテーゼです。

パリストンはたしかに嫌なヤツかもしれないけど、それは僕らが彼の嫌な部分しか知らないからです。

ハンターハンターで描かれるのかどうかは知りませんが、彼にだって辛い過去があったかもしれないし、今みたいになった事情が何かあるはずなんですね。

それを「あいつは嫌いだから会わない」みたいにしちゃうと一生分かり合えないし、本当は凄く面白い奴で仲良くなれたかもしれないのに、そういう可能性もなくなってしまいます

これってめっちゃもったいないと思うんですよ。

僕らはこういうことばっかりやって、自分からチャンスをドブに捨てています。分かる努力、分かろうとする努力を放棄して、付き合うのが楽な人たちとばかり付き合おうとする。

それが凡人の凡人たる所以なんじゃないでしょうか。

 

4.まとめ

ネットを見てると「早く描け」とか「サボるな」とか、冨樫義博氏に対するクレームが目立ちますが、

だったらお前はハンターハンターからどんだけのことを学んだんだ

と個人的には思います。

自分がサボってることを棚に上げて、文句ばっかり言ってんじゃねーぞ、と。ホントにそう思う。

今回話した以外にも、ハンターハンターから学べることは山のようにあります。その辺についてはまた機会があれば取り上げたいと思いますが、まずはとにかく自分で学ぶ努力をしましょう。

どうやったら学べるようになるかって?それを教えてるのがこの『モットチャント』じゃないですか。何をいまさら。

マンガから学べるようになりたければ、『モットチャント』の記事を熟読してください。それでも足りないなら僕の個人ブログ『実存の部屋』をどうぞ。

 

それではまた。

ありがとうございました。

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組織開発(チームビルディング)コンサルティング会社のIT・WEB担当。個人ではコーチングやWEBライティング、オウンドメディア構築のサポートを行っています。
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