ども、杉野です。
先日、大阪のファッションビルや百貨店を渡り歩いて、
「とにかく定員さんとたくさん話して、できるだけ褒めたりリアクションを大きくしたりして楽しく会話する」
という独り企画を実行してきました。
最近やっとコミュニケーションの面白さに気付いたこともあって、今の自分はどの程度知らない人と会話を楽しむことができるのかを試したくなったんですよね。
本当はヒッチハイクとかナンパとかやりたいんですが、まだそんな根性はないということで今回は店員さんにしました。
実際にやってみたら色々ありました、良いこともよくないことも。
反省もいっぱいあります。
でも凄く楽しかったです。
今回はそんな僕の実践レポートをお送りしたいと思います。
女性なら知ってるでしょうが、ジルスチュアートというのは有名な化粧品ブランドです。
なぜそんなところに僕みたいなオッサンが行ったのかというと
「男が普通に行けるような店の店員と話したんじゃ面白くないから」
です。
どうせチャレンジするなら「嫌だなぁ、苦手だなぁ」と思うところに行かないと。
それにどうせ話すなら綺麗な女性と話したいというのもあります(笑)
が、近づけない・・・( ;´Д`)
僕はヘタレなので、最初は店に入ることができませんでした。
なんなんでしょうね、あの独特の雰囲気。キラキラツヤツヤしてる感じがすんごい入り難いんですよ。
入れないから一旦様子見でスルーしました。
スルーのあと、特に意味もなくそのフロアを一周してから再度勇気を振り絞ってジルスチュアートへ。
笑うな!(笑)
今度はなんとか店の商品を見るところまでは行けたんですが、サンプルの香水の蓋があかない・・・。
この蓋どうやってあけんの?(@@;)
平静を装ってはいましたが、たぶんキョドってたと思います。
なのに店員のお姉さんは涼しい顔と涼しい声で「御用の方はお申し出くださいませー」と言うばかり。
僕は「頼むから俺に話しかけてくれ!!商品の説明をしてくれ!!」と叫び続けていました、心の中で。
結局誰も話しかけてくれなかったので、仕方なくこっちから話しかけて商品の説明をしてもらうことに。
まつ毛モリモリのスラッとした綺麗な店員さんだったんですが、僕の緊張もあってぜんぜん話は弾みませんでした。
売れ筋だけ聞いてどうすんだよ!そんなの興味ねーよ!
まあ、でも、最初だし、しょーがない。凹んだけどね。
初戦は完敗です。
せっかく勇気を出して話しかけたけど、一言も店員さんを褒めることができませんでした。
続いてはジルスチュアートと同じ階にあったサボンというお店へ。
このお店、ぜんぜん知らないお店です。
ぜんぜん知らないから、思わず店員さんに
「このお店は何のお店ですか?」
というアホな質問をして撃沈しました。
こういうところに僕のコミュニケーション能力の低さが滲み出ています(苦笑)
ちなみにこんな商品を売ってるお店です。
めっちゃ反省しました。
が、自分のダメな部分が見えて勉強になりました。
いいお店です、多分。
次は別の階へ移動。
この階は人が多くて(と言っても女性ばっかりだけど)さっきの階よりはまだ居心地いい。
ふらふら歩いていると金色に輝く怪しいものを発見しました。
なんだ?と思ってよく見てみるとどうやらサプリのよう。
(改めて調べたらめちゃ高いですね、このサプリ)
かわいい店員さんに「これってサプリですか?」と聞いて、ここからまた実践開始です。
2度の失敗を経ているだけあって会話自体はスムーズにいきました。
いったんですが、スムーズだった「だけ」なんですよね。
話が盛り上がったワケでもなく、僕の恥ずかしさが邪魔して
僕:「店員さんもこのサプリ使われてるんですか?」
店員:「はい、使ってますよ!」
僕:「どおりで肌が綺麗なんですね!」
と言えなかった。
いやぁ、悔しいです。
これが言えてたら店員さんにも少しは喜んでもらえたと思うんですが、頭で分かってても実際に言うのは勇気がいります。
残念。
次こそは!
続いては店員さんの笑顔が素敵すぎて、ついつい引き寄せられてしまったメルヴィータ。
ここでも僕は痛恨のミスをします。
最初はすごくいい感じで会話できてました。
店員さんにも「素敵な笑顔に引き寄せられました」とか「めっちゃ説明上手いですね」とかホントに思ったことを伝えることができてたんです。
これはここまでの3回の失敗があってこその成果。誰か褒めてくれ!(笑)
でも説明を一通りしてもらったあとでやっちゃったんですよね。
ついうっかり「こういうお仕事は長いんですか?」って個人的なことを聞いてしまった。
ここで完全に空気が変わりました。
質問の回答は濁され、他にお客さんがいたワケでもないのに、僕にカタログだけ渡してその店員さんは遠くへ行ってしまいました。
もうあの店員さんと会うことはないんだろうけど、あの態度の変化はちょっと寂しかったです(苦笑)
んがぁー!
ここからはルクアイーレへ移動。
どこへ入ったらいいものかと思いフロアをグルグル回っていると、何やら目を引く商品が。
なんだこれは?と思って見ていると店員さんが寄ってきて、生クリームみたいな感じで出てくるハンドクリームだと教えてくれました。
試しに手の甲に出してもらうと、ケーキに乗ってる生クリームと同じ感触。
めっちゃなめらかで気持ちいい!
「こっちのソープの方だったらシェービングフォームとしても使っていただけますよ」と言われ、ちょっと買おうか迷ってしまうほどの使い心地でした。
って、商品をレビューしてどうすんだ(アマゾンでは売ってないっぽい)。
そこから次はボディスクラブを紹介され、その流れでこれも試してみることに。
塩で腕をゴシゴシ。
「めっちゃ垢が出てきたら恥ずかしいなぁ」なんて言って店員さんを笑わせながら、会話もいい感じ。
仕上げに保湿美容液のようなものまで塗ってもらって、本来の目的とはぜんぜん違う体験をすることになったのはナイショです。
楽しかったなー。
ここが最後。
この時点で「もう十分かな」と思ってたんで、このお店はただ単にふらっと入っただけだったんですが、結果的に30分ぐらい店員さんと話し込むことになりました。
ここの店員さんも期せずして女性。目がパッチリしててよく笑う小柄でかわいらしい人でした。
お店の商品について色々話しつつ、ところどころで「この帽子、店員さんが被ったら似合いそうですよね」とか言いながら楽しく会話。
メインはユニセックスファッションを取り扱ったお店なんですが、外国の医療用ベッドとかオシャレな液体タンクとか、変なものがいっぱい売ってたこともあって、商品についてあーだこーだ言うだけで会話が続きました。
環境って大事ですね。
雑談が苦手な人は周りの物で会話を広げるといいかもしれません。
やってみて分かったのは、会話を楽しむためには相手の前提に合わせて会話しなきゃいけない、ということです。
これは当たり前のことなんだけど、これができるってのは実は凄いことなんですよね。
店員さんはあくまで商品を売るためにこちらに対応してくれているのであって、それ以上でもそれ以下でもありません。
何度か商品を買って常連になれば前提は変わってきますが、基本はみんな買うのか買わないのかを一番気にするし、買わない客を相手にする気もないワケです。
その前提で楽しく話そうと思うなら、こっちは買う前提で話さなきゃいけない。
気に入ったら買いたい、気になるから試してみたい。
ララインやミルクソップではこの前提になっていたから僕は楽しく話せたんだと思います。
とはいえ、僕もまだ全然です。
ミスもたくさんするし、空気を読めてないことも多いですから、また近いうちに似たようなことをやっていこうと思います。
こういうのは質より量ですからね。
がんばってこー!
ありがとうございました。
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