ども、杉野です。
今回は9年前にTwitterで知り合って今でも仲良くしてもらっている僕の友人、ニットクリエイターの栂瀬真(とがせまこと)さんに地道なことを継続する秘訣についてインタビューしてみました。
栂瀬さんは大学卒業後に服飾の専門学校へ進んでニットを学び、そこからイタリアでブランドを立ち上げ約3年間活動。
その後、故郷山形へ戻って現在は東京日本橋や大阪難波の有名百貨店で毎年展示販売を行っています。
今でこそ百貨店などで作品を展示販売できるようになった彼ですが、すべてが最初から順風満帆だったワケではありません。
そこで今回は
という話を中心にインタビューしてきましたので、あなたの今に照らし合わせて参考にしてみてください。
今回はその辺のことを改めてお聞きして、僕のサイトを見てる方にも役立つ教訓や秘訣なんかを引き出せたらと思ってます。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”toga.jpg” name=”栂瀬”]おぉ、いいっすねぇ。僕なんかの話でよければぜひ。 [/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”me2.jpg” name=”杉野”]ありがとうございます!
じゃあ早速なんですが、栂瀬さんってニットをはじめてからどれぐらいでしたっけ? [/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”toga.jpg” name=”栂瀬”]えーっと、今で17年ぐらいかなぁ、ニットをはじめてからは。
んで、なんとなくそれで食べられるようになってきたのがここ5,6年ってとこですね。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”me2.jpg” name=”杉野”]食べられるようになる前は何してたんですか? [/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”toga.jpg” name=”栂瀬”]クロネコヤマトで深夜だけの積み込みのバイトってのがあって、それをやって食べていくためのお金を稼いでた、って感じかな。
そんで昼間の空いた時間を使って少しずつ自分の作品(ニット)を作ってたね。 [/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”me2.jpg” name=”杉野”]へー、そうだったんですね、はじめて聞いた(笑)。
その時点で既に20代そこそこだったと思うんですが、周りの人や親からは何か言われなかったんですか?
普通だったら「ちゃんとしたところに就職しろ」とか言われそうな気がするんですが。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”toga.jpg” name=”栂瀬”]少しは言われたよ、「そろそろ年齢もアレだし、昼間の仕事にした方がいいんじゃないか」とか。
でもストレートには言ってこなかったね。
そこは親も分かってくれてたんじゃないかな。ありがたいよね。今はそのことに凄く感謝してる。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”me2.jpg” name=”杉野”]わかります。
うちの親も僕のやることには何も口出ししなかったんですが、でもそれは無視してるワケじゃなくて・・・。
気にはしてるんだけど放っておいてくれる。
その環境があったお陰でここまでやってこられたんだと思ってます。 [/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”toga.jpg” name=”栂瀬”]ホントにそうだね。
周りからあーだこーだ言われてたらさすがに続けられなかったと思う。[/speech_bubble]
何であれ、継続するのに障害やストレスは少ないに越したことはありません。
もしあなたの周りに継続を邪魔する人やものがあるなら、それをできるだけ排除していくことが継続の秘訣と言えるでしょう。
場合によっては引っ越したり、転職したり、国を変えたりする必要があるかもしれませんが、誰にもあなたの人生を邪魔する権利はありません。
環境だって、自分の好き勝手に変えればいいのです。たとえそれが誰かを困らせたり迷惑をかけたとしても。
※環境を変えることについては『自分の殻を破るために必要なことを全部教えよう』で詳しく話しています。
レギュラーだったんですか? [/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”toga.jpg” name=”栂瀬”]いや、野球は高校から始めたから、さすがにレギュラーにはなれなかったね。
それまではサッカーやってたから。
ただそういうスポーツをやる中で「諦めない!」みたいな気持ちを維持する力は養われたのかもしれない。
親が続けられるように応援してくれたのも関係してる気がする。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”me2.jpg” name=”杉野”]やっぱ親の力は偉大ですね。
じゃあ栂瀬さんの「意地を貫く」っていうのも親のお陰ってことですか?[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”toga.jpg” name=”栂瀬”]そうかもしんない、わかんないけど。 [/speech_bubble]
意地や諦めない力が欲しいなら、自分の周りに自分を応援してくれる人、もしくは自分よりも意地や諦めない力のある人を置くようにしましょう。
僕らは見えないところで周りからの影響を強く受けています。
周りがよく行く場所に行ったり、周りがよく話す話題を話したり、周りがよく考えることを考えたり、気付かないうちにそういう行動をしてしまっている。
気付かないうちにやっているとは、意識することなく継続しているということです。
あなたに意地がないとすれば、それはあなたの周りに意地のある人がいないからです。
まずは意地のある人を見つけて仲良くなるのが、継続への近道になるかもしれません。
「上手くいかないのは気のせいだ」とか「今はこうだけど、これが将来こうなる可能性もある」とか、そうやって想像力をいっぱい膨らませて乗り越えてるね。
それと、これでもクリエイターを名乗ってるからさ、だったら自分もクリエイティブに生きるべきだろ、って思ってるのよ。
こっちは創造力の方ね。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”toga.jpg” name=”栂瀬”]クリエイターなのに「飯食えないから諦めます」みたいなのって、ぜんぜん人生をクリエイトできてないじゃん、って思っちゃうんだよね。
俺はそうなりたくない、っていう意地みたいなのも凄くあるかな。
クリエイターなら自分の人生もクリエイトしてみせろよ、と。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”me2.jpg” name=”杉野”]いいですね(笑)。
なんか栂瀬さんらしい(笑) [/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”toga.jpg” name=”栂瀬”]そう?(笑) [/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”me2.jpg” name=”杉野”]でもホント、確かにクリエイターがお金のことでうだうだ言うとか、なんか違いますよね。
ある意味、自分の人生をクリエイトし続けることが継続とも言えるかも。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”toga.jpg” name=”栂瀬”]あぁ、そうかもね。
「あなたがいないと困る」って言われることが「クリエイトに生きてる」ってことなんじゃないかな。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”me2.jpg” name=”杉野”]やっぱ最終的にはみんなそこに行き着くんですね。
商品であれ、人であれ、誰かから求められる存在になれたらクリエイター。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”toga.jpg” name=”栂瀬”]そうだと思う。 [/speech_bubble]
継続とは、自分の人生をクリエイトしていくこと。
継続できるとかできないとかじゃなく、自然と継続してしまうようなシステムや環境を自分でクリエイトする人が、本当の意味でクリエイターと言えるのかもしれません。
の3つが栂瀬さんの継続の秘訣ってことですね。 [/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”toga.jpg” name=”栂瀬”]そだね。
まあ振り返ってみれば、っていうだけの話だけど。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”me2.jpg” name=”杉野”]うん、こういうのって結果論ですもんね。
必死にやってるときは基本的に何も考えてない(笑)[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”toga.jpg” name=”栂瀬”]考えてないね(笑)
まあでも俺もまだまだだし、参考にしない方がいいかも(笑)[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”me2.jpg” name=”杉野”]それを言ったら元も子もなくなっちゃいますよ(笑) [/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”toga.jpg” name=”栂瀬”]そっか、じゃあそれが秘訣ってことにしといて(笑) [/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”me2.jpg” name=”杉野”]分かりました(笑)。
それではここまでインタビューに付き合っていただいてありがとうございました。
また機会があれば、今度は動画で対談とかできればいいですね。[/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”toga.jpg” name=”栂瀬”]いいね、ぜひまたやりましょう。
こちらこそありがとうございました。[/speech_bubble]
そんなワケで、短かったですがニットクリエイター栂瀬慎さんのインタビューはこれで終わります。
栂瀬さんの活動や作品は
などでチェックできます。
彼の作品は基本的に一点もののため、今のところ量産できるコースターや毛糸玉以外はネットでの販売は行っていません。
もし購入を希望される場合は
のいずれかでがんばってください(笑)
栂瀬さんの作品は男の僕から見ても惚れ惚れするようなものですから、きっと後悔はしないと思いますよ。
それでは今回の記事はこの辺で。
ありがとうございました。
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